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図書館というかたち

地域の中に居場所を作る・・・と言っても、その形態には様々なものがあります。カフェやレストランなど商業ベースの場所だってあるでしょうし、医療や福祉、教育の(現行の)制度に乗った場所もあります。あるいは、そうした制度の垣根を取っ払って、(乳幼児から高齢者、障害者も同じ場所にいることができる)新しい場所を作ってしまった「富山型デイサービス」という素敵な取り組みさえあります。自分が地域の中で何かを始めたいと考えてから、どんな場所がいいだろうとあれこれ調べる中で、本当にたくさんの、素晴らしい活動を知ることができました。(またそうした活動についても、追々ご紹介していきたいと思っています。)

その中でたどり着いたのが、「私設図書館」だったわけですが・・・実のところそんなに立派な理由はないんです(スミマセン)。ただただ私自身「本が好き」で、「学ぶことが好き」だったから。「学びあい」みたいなものを、真ん中に置いてやってみたいなぁと思ったのです。そうはいっても真面目にお勉強するというのではなく(そういうのもあっていいですけれどもね)、様々なモノ(本)やコト(活動)に出あうこと、その中で学び続けていくこと。何よりも私自身がそうした場所を必要としているように感じています。

いや、「本を媒介にしたコミュニティ」という側面が強調されると、↑こんなかたーい感じの表現しかできなくなっちゃうのですが・・・「まぁ、図書館として開いていたら、誰でも気軽に入ってこれるかな。」とか、「図書館で色んな活動をしていたら、本に興味のない人も来てくれるかな。」とか、そんな軽い気持ちのほうがベースにあります。色んな人やもの、活動に出あえる場所になって欲しいと願っていますし、最終的には「梟文庫って結局何するところなん?」と言われるような、ごちゃごちゃした感じを目指したいと思います。

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