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背中を押してもらう

「自分で何かサロン活動のようなことがしたいんだ。」

ということを恐る恐る口に出すようになったのは、おおよそ1年くらい前になるでしょうか。自分が思うように、自分にできることをやってみたらいいじゃないかと思ったのですが、やっぱり一歩踏み出すにはそれなりの勇気がいります。そんな時に、ほぼ日で糸井重里さんが書かれたこの文章に出会いました。

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「やりたい」と思えるようなことを、「やりたくない」ことや、「やらなきゃならない」ことだらけの荒野のまん中に、しぶとい雑草のように植えつけてやるんだ。そいつが広がっていくうちに、鳥もくるだろう、どうぶつも飼えるようになるし屋根のある家も建てられるかもしれない。水を溜めたり、さらに作物を育てたりしていくうちに、なにより素敵なことに人だって集まってくるんだ。笑顔やら、たのしい話やらをみやげにしてね。 うん。そうだ。「やりたくない」「やらなきゃならない」で、埋め尽くされているように見えているかもしれない。「がまん」や「苦労」で、遠くが見えないかもしれない。でも、「やりたい」を思いつきさえしたら、ちょっとでも「できること」がわかってくる。「がまん」や「苦労」が別のものに見えてくるだろう。そんな感じになるんだと思っている。  しつこく言うよ、同じことを。「やりたい」ことを思いつくだけでも幸せなんだ。それを、じぶんたちの手で始められるのは、ものすごく恵まれたチャンスだよ。

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(「今日のダーリン」で書かれていた文章なのですが、すみません、日付をメモしておくことをすっかり忘れてしまいました。長文を引用しておいてそりゃないだろう!という感じですが、申し訳ありません。)

研究活動の師匠から「何か自分で立ち上げたら?」と仰ってもらえたことと、この糸井さんの言葉にはどれだけ背を押してもらえたでしょうか。(やってみたいと思っていることの)ニーズだとか、根拠だとか、意味だとかをすっ飛ばして、「私がやりたいと思ってるんだもん。やろう!」と思えたということ。それは今でも、何よりも大きな原動力になってくれています。

何でほかでもないそれなの?

ということに今はうまく答えられないかもしれません。でも、いろんな出来事があって、いろんな出会いがあったからこそ生まれた「やりたい」こと。きっとそれは「わたし」だけの「やりたい」ではないんじゃないかな・・・そんなふうに思えることも、幸せなんだろうな。

これがやりたい!を口に出してみると、応援するよ!と言ってくれる友人たち、場所を提供してくださった方、コラボレーションを申し出てくださる方・・・たくさんたくさんつながっていきました。「やりたい!」を言ってよかった、と心から思っています。支えてくださっているみなさま、本当にありがとうございます。

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