またしても、ほぼ日で糸井さんがこんなことを書かれていました。(今回はちゃんと日付入りでご紹介!・・何しろ今日ですから。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そのうちのかなり重要なひとつが、
「立候補しない人には、票は集まらない」ということだ。
当たり前だろう、と思われるかもしれないが、
それまでのぼくは、そのことに気づいていなかったのだ。
「はい、わたしがやります」というのが立候補だが、
そんなことを言わなくても、
「あなたにやってほしい」と、
向こうから頼まれると思いこんでいたのだった。
(今日のダーリン 2015.11.25)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あぁ、私もそうだったなぁ、と思います。いや、今でももちろん、そういうところが多分にあります。梟文庫立ち上げに向けてせわしなく動き回っている私を見て、「もともとそういう積極的な人なんだろう。」と思われる方も多くいらっしゃるかもしれません。でも、どちらかというと私は引っ込み思案で、なかなか「はい、わたしがやります」なんて言えずに、たなぼたを待っているタイプなんです。
でも。
勇気を出して立候補すると、こんなにいいことがいっぱい待っているんだなぁ。
今では、しみじみとそう思っています。「妄想だ、妄想だ」と思っていたことに、思ったよりも多くの人が関心を示して下さる。さらには、「お掃除手伝います」「本を寄付します」「壁塗りします」などなど・・・なんでもできることがあったらするよ!と言って下さる方々。ほかの団体さんとのコラボレーション。そういったつながりは、立候補しなければなかったものです。
ところで話が飛ぶようですが、私は地図が読めません。筋金入りの方向音痴で、烏丸御池の交差点に立つと、どっちが烏丸通りでどっちが御池通りかが分からなくなるほどです。それなのに、初めての場所に行くような場合にも、大してリサーチなどせずに出かけていきます。身近でそれを見ている夫の目には、そんな無謀な行為が奇異にうつるらしいのですが、そもそも地図が読めないのでリサーチ自体意味を為しません。でも私が知らない場所にリサーチなしでのこのこ出かけていくのは、「迷ったら、人に聞けばいい。」と思っているからです。いや、というよりは・・・
「絶対にいい人に出あえるはずだ。」
と信じているんですよね、無根拠に。今までにも親切な人にしか出あってこなかった(ような気がしている)し、おそらくこれからもそうだ・・・道に迷ったら、親切な人がどこからともなく現れて、導いてくれるに違いない。そんな能天気な信念(甘えともいえる)があるから、リサーチなしで飛び出していけるのです。
おそらく今回の立候補も、同じこと。きっと周囲にいる方々や、これから出あうであろう方々を勝手に(一方的に)信じて、「はい、わたしがやります」と前のめりに言っちゃったのだろうと思います。甘えすぎだと叱責を受けるかもしれませんが、それでもやっぱり、信じることができるというのは、ほんとうに、ほんとうに、ありがたいことだとしみじみ思っています。